
八木下農園の歴史
八木下農園は、神奈川県小田原市江之浦のみかん農家です。現在は親子3人で約20種類の柑橘を栽培しています。
創業は江戸時代末期の嘉永年間(1848〜1853年)頃です。当時の江之浦は、農業・石工業が盛んな村でした。そして1853年、黒船来航により日本は突如として大きな脅威にさらされました。外国からの襲来に備えて日本がとった防衛措置は、大砲の鋳造でした。その際、私共の数代前の当主である江之浦村組頭・八木下源左衛門は、周辺六か村(根府川村・江之浦村・岩村・真鶴村・吉浜村・門川村)の組頭・名主とともに石工や石を手配し、砲台場の築造に貢献したと記録に残っています。
また安政年間には、それまで早川以西の漁場を独占していた真鶴村との間に、網の投入権利を巡って度々対立し、石橋村・米神村・根府川村・岩村と連名で大網張立ての権利を願い出ており、この頃より村を上げての本格的な漁業が始まりました。その後、大正期からはみかん栽培に本格的に従事し、現在に至っております。
江之浦の恵み
古くから漁業や農業が盛んだった小田原は、東京や横浜などの大都市と近い利点を活かし、新鮮な生産品を届けてきました。現在では美食の街としての認知も広がってきています。
また、当園のある江之浦は「東洋のリビエラ」と言われ、海と山が織りなす自然豊かな土地です。海に面した斜面を開墾する際に出た石を積み、水はけのよい石垣の段々畑ができました。そして、空からの光・海に乱反射する光・石垣からの間接光、この「3つの太陽」が降り注ぎます。冬季でも石垣からの放熱が夜温の低下を抑え、それほど寒くはなりません。一年を通して温暖な江之浦は、柑橘栽培に適した土地です。

八木下農園のこだわり
八木下農園の果実は、甘いだけではなく、美味しいと感じる前に感動するような味を追求しています。そのために大事にしているのが、香り、甘味、旨味、酸味のバランスです。毎年変化する気候に合わせて栽培方法を調整したり、新しい資材を試したり、様々な試行錯誤で味覚のバランスを追求しています。
また、品質向上・環境保全のため、栽培には魚粕ペレットのアミノ酸肥料、卵の殻の主成分、カルシウム・ミネラル肥料などの有機肥料を使用しています。
みかん栽培において、安心・安全・美味しさを認められ、一般のご家庭はもとより、有名レストランやパティスリー、飲食店様からも多くのご贔屓をいただいております。
園主からのメッセージ
八木下農園が目指す柑橘は、食べた瞬間に「あ!」と感動する味、食べ終わった後もずっといい余韻が残る味です。そのような感動体験を多くの人に届けられるものが“本物”なのではないかと思っております。
小田原がみかんの生産地であることはあまり知られていませんが、たくさんの農家さんがいて、それぞれの農家さんの個性豊かな生産品があります。お互いに切磋琢磨しながら、小田原の柑橘産業を発信して盛り上げていければいいなと思います。小田原のブランド力向上の一端を担えるよう、八木下農園はこれからも本物を追求し続けます。
園主 八木下敏雄
八木下農園
〒250-0025
神奈川県小田原市江之浦180
根府川駅より徒歩20分
平日12:00〜16:00ごろ
土日祝10:30〜17:00ごろ
不定休

